最高にめんどくさいイケメンに愛されている女の子







一緒に虫取りをしても、カブト虫が触れなくて大泣きしたり、最終的には女子に誘われて、おままごとをしていたり。





私と若松の性別を間違えられるなんて、私が小学校中学年になるときまでしょっちゅうだった。





そんな女々しくて、泣き虫で、まつ毛が長くて、愛らしかった若松も、高学年に上がってからは背が伸びてカッコよくなって、昔から女子にモテてたけれど、その人気は止まることなく急上昇した。






そんな若松の幼馴染みの私は、その色男の所為で女子に妬まれたり、振られた彼女に嫌がらせを受けたりと、すっげえ迷惑をかけられている。





< 8 / 323 >

この作品をシェア

pagetop