第1巻 Sicario ~哀しみに囚われた殺人鬼達~
side:????
暗い部屋の中、機材に囲まれながらモニターを見つめていた。
小型カメラから送られる映像を、笑いながら唯見ていた。
「いや~、まさかあいつが居るなんて...。
でも何で?何で居るんだ?ちゃんと死んだって報告受けた筈なんだけど。
面白いなぁ...何時も君は予想斜め上をいく。」
別のモニターに映る少女と青年に視線を移す。
腕を組んで其の映像を見つめる。
新聞を見て研究材料にしようと思っていたのに、とんだ的外れだ。
24時間ずっと監視していたが、花吐きのトリックはいとも簡単に解った。
唯の虐待行為にすぎない...。
声が出ないのは少女に塩酸を飲ませ、定期的に喉を焼いて、人目が無い場所で無理矢理少女の口に押し込み、そして吐かせる。
タネも仕掛けも簡単な事だった、実につまらない。
だが、思わぬ収穫もあった。
あいつがいた、公式的に殺したあいつがいた。
面白いね、やっぱり人生楽しくなくては。
暗い部屋の中、機材に囲まれながらモニターを見つめていた。
小型カメラから送られる映像を、笑いながら唯見ていた。
「いや~、まさかあいつが居るなんて...。
でも何で?何で居るんだ?ちゃんと死んだって報告受けた筈なんだけど。
面白いなぁ...何時も君は予想斜め上をいく。」
別のモニターに映る少女と青年に視線を移す。
腕を組んで其の映像を見つめる。
新聞を見て研究材料にしようと思っていたのに、とんだ的外れだ。
24時間ずっと監視していたが、花吐きのトリックはいとも簡単に解った。
唯の虐待行為にすぎない...。
声が出ないのは少女に塩酸を飲ませ、定期的に喉を焼いて、人目が無い場所で無理矢理少女の口に押し込み、そして吐かせる。
タネも仕掛けも簡単な事だった、実につまらない。
だが、思わぬ収穫もあった。
あいつがいた、公式的に殺したあいつがいた。
面白いね、やっぱり人生楽しくなくては。