イケメン同期に素顔を見抜かれました
「だからこそ、本当の芽衣で付き合えそうな彼と付き合うことができたらいいなあって私は思うけどなあ」

「紗希の言うことはわかるけど。でも、私からは何も言えないよ」

「ええーっ。結婚しているわけじゃないんだし、頑張ってみればいいのに」

芽衣は自分が思っているより可愛いんだから。

そう言って、私の頭を撫でる紗希。

こんなことしてくるのも、家族か紗希くらいなものだ。




「ま、久々の芽衣の恋。私は応援するからね」

「やっぱり、恋……?」

「今更何言ってんの。苦しいかも知れないけど認めなさい」

バシッと言われ、頭を抱える。

「最初から負けが見えてる恋なんてしたくなかったぁ」

「相変わらずの意気地なしねぇ。ホント、見た目と正反対」

「…………」

「私にちゃんと『恋してる』って認めてほしかったから、この話したんでしょ?」

私は黙ってうなずく。

「このまま黙って片想いするのか、彼女になりたくて行動するのか。考えるのは芽衣だから、私は何も言わないけど。とにかく後悔のないようにね」

「わかった」



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