初恋の君は俺を忘れてしまいました。
Said sana


屋上の柵を越え、落ちるギリギリに立つ。


ここからの景色と、柵の中の景色とは全然違う。


毎日のように忘れていく景色を毎日見に来る。


この空が唯一忘れたくないものだった。


空をみてれば、誰かと繋がってる気がして・・・。


あと少しで、この敷地から少しだけ出ることができる。


あたしの時間はもう極わずか。


いっぱい遊んで、いっぱい恋をしよう。


あたし自身が時間切れになる前に・・・




「忘れたくない」


そう叫んでいるあたし。


「傍に居ろ」


そう言っている誰か。


名前も顔もわからない。


君は、あたしが忘れた大切な人?


君は・・・





誰?
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