初恋の君は俺を忘れてしまいました。

告白

体育が終わり、クラスの子と更衣室へ向かって歩く。


「松永さんっ」


ちょっと音が外れた低い声が後ろから聞こえた。


最初は昂かと思ったけど、明らかに男の子の声だったから、私なのかと後ろを振り向く。


でも、全然見たことのない顔。


(誰だっけ・・・)


「私?」


「うん。ちょっといい?」


「うん。先に行ってて」


友達に声をかけ、その子についていく。


「・・・」
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