思わずきゅんときた。〜another story〜
「同んなじこと考えてたんだな。」
「ふふ、そうだね。」
今思えば、あの日の日直がなかったら今日はなかったのかもしれない。
ああ、名簿順ありがとう…。
干渉に浸っていると、ふいに橋本くんが言った。
「ごめんな。その…ガッツいちゃって。」
「えっ?…あ、うん…平気。」
……またさっきの雰囲気に逆戻り。
じわじわと、また顔に熱が集中するのがわかった。
すると、橋本くんが私の頰に手を添えた。
「………怖くない?」
橋本くんの顔が心配そうに歪む。
本当に、私のこと大事に思ってくれてるのがわかる。
今だって壊れ物を扱うかのように、優しく触れてくれた。
そんな橋本くんが、怖いわけない。
私は橋本くんの手に自分の手を添えて、橋本くんを安心させられるように、笑顔で言った。
「怖いわけないよ。」