元姫 ~One only truth~
綺「いこっ!渚っ!こんな奴らのところに居たら腐っちゃう!!」
渚「え、あ、うん。」
私達はダッシュでその場から去った。
中庭には、ニヤリと笑う彩芽と、
去っていった渚を悲しそうな目で見つめる白狐の四人が立っていた。
ーーー…ーーー…ーーー…ーーー…ーーー
綺「なに?あいつら、本当にありえないっ!
キモチワルイし!あの声っ!!!!!
あーあ!!!本当にイラつく!」
…………確かにキモチワルかったね。
あの声は。
しかも、
渚「場所とられちゃったよ…どこでサボル?」
綺「………………んー…
あっ!空き教室とかは?」
空き教室かぁ、、
まぁ、いいか。
渚「いいよ。じゃあ、鍵もらいにいこう?」
綺「うんっ!!」
コンコンコンコン
「……」
…いないの?
綺「お留守かな?」
んー…
ゴンゴンゴンゴン
「……」
え?マジでいないの?????
綺「……出直す?」
渚「まって、もう一回だけ、ね!」
綺「わかったー」
ドンドンドンドンドン
「うるせぇー!!!!!」
…いんじゃん。
綺「いたんだ、ねー…」
渚「まさいな、あいつ、」
ガチャ
「Σ( ̄□ ̄)!!!え、渚と綺乃?!?!」
今更?
反応遅い。
渚「空き教室の鍵ちょーだい。」
「空き教室?なんでだよ、お前、中庭だろ?」