喋らないキミへの幸せ
そう思いつつ家の中に入りより子の部屋に行った。



「ただいま戻りました。」



「・・・」



より子は椅子に座りパソコンを使って仕事をしていた。



何か一言喋ってほしい…。



「部屋に戻ります。失礼しました。」



最後まで仕事に集中していて何も言わなかったし、何もされなかった。



まぁそっちの方がありがたいけど。



私は部屋に戻り、部屋着に着替えてベットの上に座った。



ドアのノック音が聞こえる。



ん?誰だろ。



「はい。」



「桐谷です。少しよろしいですか?」



「どうぞ。」



「失礼します。」



「どうされたんですか?あ、お隣どうぞ。」


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