2人だけの秘密。
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翌朝。
今日も仕事で、遅番で出勤する日。
昨日、あれから独りで悩んだ結果…
「…や、柳瀬店長」
「?」
あたしは早めに出勤して、勇気を出して修史さんに昨日のことを言う事にした。
あたしが事務室に入ると、修史さんが目をぱちくりとさせて言う。
「…あれ?早いね。今日遅番じゃなかった?」
そう言って、またパソコンと向き合う。
…その姿も、やっぱり忙しそう。
でも…
「お仕事中すみません。少しお話があるんです」
「?」
あたしがそう言うと、修史さんはまたパソコンから目を逸らして、あたしに「どした?」と目を遣った。
…き、緊張する。
けど、言わなきゃ。
あたしは自分にそう言い聞かせると、修史さんに言う。
「実は、昨日出勤したら…」
「…」
「あたしの制服が、ロッカーからなくなってて…。
で、絵里奈と探しに行ったら、ゴミ袋に捨てられてあったんです」
「…は、」
「これ…なんですけど」
あたしはそこまで言うと、昨日ゴミ袋から出した無残な制服を修史さんの前に出した。
「…!!」