domino

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　わだかまりから解放されたせいもあって、僕はすごい疲れに急に襲われた。そして、今まで話をした事もない社長と話をした事も僕を疲れさせていた。最もその社長と話をしなければ、今こんな気持ちになっている事もないのだけれど。
　「本当に疲れたな。でも、話がまとまりそうで良かった・・・。」
　うれしさよりも疲れが勝ってため息が出た。
でも、僕の顔は笑っていた。今まで仕事をしていても、充実感とかそんなものを感じた事はなかった。それが感じるようになっていた。色んな事があったけれど、全てが言い方向に進んでいると感じていた。
　「明日は何か良いことがありそうだな。」
　そんな風に珍しくポジティブな事を考えて駅を出た。
　「なんか、気分が良いな。ビールでも買って帰るか。」
　そう思ってコンビニに向かった。それもどうせ気分がいいなら、彼女と知り合う事が出来たあのコンビニに向かおう、そう思った。