domino
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 「お父さん、ちょっとコンビニに寄りたいからそこのコンビニで降ろして。」
 「ここからだと、家まで遠いんじゃないのか?」
 まるで、まだ小さい子供に話しかけるかのように心配していた。
 「大丈夫。ここのデザートおいしいんだよ。だから、毎日来ているの。」
 彼女は父親の心配などまるで気にしていないようだった。
 「ここら辺はもう地元。さっきみたいな事にはならないよ。それに・・・。」
 そう彼女は言葉を含んだ。
 「それに?」
 そう真剣に聞く父親に彼女は無邪気に笑って答えた。
 「もし、さっきみたいな事になったらお父さんがまた助けてくれるでしょ?」
 その言葉を聞いて父親の顔が真っ赤になるのがわかり、彼女はますます無邪気に笑った。そして、父親の顔はますます真っ赤になっていった。
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