カレイドスコープ







「お、お邪魔してます」






エプロン姿が恥ずかしくなって顔が熱くなる








「まだできてないから先にお風呂でも入れば?沸かしてあるから」








「わかった。ありがと」






そう言うと川島は自分の部屋に入っていった






なんか夫婦みたい…






て、なにこんなこと思ってんの!?





変態!!






気を取り直して味噌汁を作り始めた






30分後





キャベツロールをお皿にのせ
味噌汁をおわんに注ぎ





朝、メールで『ご飯炊飯器にセットしといて』
と伝えたこともあり





炊きたてのご飯も用意できた





朝が早いから忙しいと思ってたけど、本当にセットしてあってなんだか感動した






そして…




特製キャベツロール定食のできあがり!






我ながらにいいできなので写真でも撮りたいけどあくまでもバイト中だしね







「めっちゃいい匂い」






グッドタイミングに川島がリビングに入ってきた

髪が濡れていて少しドキってしたけど




「あ、じゃあもう帰るねご飯もできたから…」





そう言って玄関に向かおうと川島の横を通り過ぎたとき








ぎゅっと腕をつかまれた






「感想ぐらい言わせろよ」














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