満たされない心〜貴方が満たしてくれた〜
衣類は脱がされ、そのまま抱きかかえられながら、湯せんに入る。
『……離れた方がいい?』
「ん?いや大丈夫」
『相変わらず、いい身体してますね』
「……結衣、オヤジみたい」
『ふふふふふ……』
変な事言ってないと
緊張しちゃうんだ……
康太だって口数少ないし……
『にーさん、お背中流しやしょうか』
「はいはい、結衣には無理だ」
「俺が洗ってやるから」
康太の口元がニヤついてるのがわかった
『えろオヤジ……』
「……9年間もお預けくらってるんだ、堪能させてもらう」
その言葉に何も言えなくなる
「……怖くないか?」
『え。……あぁ…平気、大丈夫だから』
康太は気にしてくれる
私の心と身体のこと。
変わってない優しさが温かい。
『康太……洗ってもらうのって気持ちいね……寝ちゃいそう……』
「風呂で寝るなよ」
康太は全部やってくれた
髪も洗ってくれて
身体も洗ってくれて……
髪も乾かしてくれて
身体も拭いてくれて
バスローブを着させてくれた。
そのまま寝室へ行きベッドにゆっくり下ろされる。
本当に寝ちゃいそうだった。
けど、康太が持ってきてくれたミネラルウォーターが冷たくて目が覚める
『冷たいよー…目が覚めちゃった』
「そりゃ、良かった」
私は水分補給をした。