満たされない心〜貴方が満たしてくれた〜
その女は1日リビングで過ごしていた
ご飯の時間になれば
おにぎりとお茶
コンビニ弁当
そして
康太が帰って来れば
甘い声を出して康太に媚びる
「結衣……調子はどうだ?」
康太が私に話しかければ
女の顔は怖い顔になる
『ごめんなさい……寝ます』
そう言ってベッドに潜り込む。
そうか、おやすみっと言って
康太も部屋から出て行くと
リビングで女の甘い声がする。
媚びてる…好かれようと…
少ししたら、帰ったようで
静かになった。
これが毎日続くのだろうか……
そう思うと、本当にウンザリした。