yellow ribbon


「…っ、はぁっ」


飛び起きた。

息が苦しいし、汗も酷い。


夢…か。
久しぶりに見た。

時計を見やるとまだ3時を少し過ぎたところだった。

「…ここ2年位は見なかったのに」

また夢を見るようになった原因は自分でも分かってる。


小学生の時に何かと突っかかってきた男の子ーーー小枝夏樹くん。
それはもう。ちっさーいことにまで突っかかってきた。

そんな彼とは小学生の時にバイバイして中学では家が反対方向だということもあり離れ離れになった。

中学に上がってからも最初のうちは忘れられず良く夢を見た。
もちろん夢の中でも彼は突っかかってくる。


だけど時間が経つにつれ、夢を見ることも思い出すことも無くなっていった。
なのに。
また再会しようとは。


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