yellow ribbon


用件は済んだとばかりに歩いて行ってしまう。


そんな予想とは裏腹に、ちょっと棘のある声で質問が飛んできた。


「…悟と仲良いの?」

「え?」

「良く話してるの見かけるけど」


つい顔を上げると、やっばり不機嫌そうな顔がそこにはあった。


「同じ委員会だから、赤地くんが気を使って話しかけてくれるだけだよ。
話してるとこはたまたま目に入っただけじゃないかな。
仲良いってほどでは…」


友達と仲良くしてるのが嫌なのかな。
そう思ったから手を横に振って違うよのアピールをした。


「あっそ」


聞いたくせにその返事。
俺様気質治ってないなー。

頬が緩みそうになるのを堪えた。

ちょっと機嫌が直った気がしたから気分を損ねさせたくなかったのだ。



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