yellow ribbon
掃除時間。
赤地くんはさぼることも遅刻することもなく時間までにやって来た。
…以外と真面目なんだよね。
内心感心していると、小声で話しかけられた。
「ねぇ、中野さん西中だっけ?」
「うん」
「じゃ、東中で知ってるやつ結構いるんじゃない?」
ドキッとした。
”東中”と聞いて一人頭の中に思い浮かんだけれど、私は追い払うようにして答えた。
「そうだね。小学校卒業して東中に3分の1位行ったから、知ってる人は多いかも…」
先生の目を気にしながら小さく答えると、赤地くんは爆弾を落としてきた。
「夏樹って知ってる?小枝夏樹!」