上司に秘密を握られちゃいました。
「藍華。絶対に後悔させない。だから、ついてきてほしい」
「……はい」
彼は私が異動させられるかもしれないことに、罪悪感を感じているのかもしれない。
自分のせいだと。
だけと、後悔なんてしない。
これは私の選んだ道。
いつものような余裕を感じられない彼は、私の手首を握り、キッチンを出る。
そして……寝室に入ると、再び強く抱き寄せる。
「好きだ」
「公孝さん、抱いて……」
初めての時、最後までできなかったくせに、大きな口。
だけど、体が疼く。
本能が、彼を求める。
その言葉を合図に、一気にベッドに押し倒された。
「優しくできそうにない」
私の指に指を絡ませ、何度もキスを繰り返す彼は、もう片方の手でシャツのボタンを外しだす。