上司に秘密を握られちゃいました。

困惑した表情を浮かべた彼女は、初お披露目の制服を身にまとっている。


「さすが、よくお似合いですね。頑張りましょう」

「えっ?」


私がそう声をかけると、彼女はとても驚いている。


「西里さん」


すぐに中津さんが駆け寄ってきた。


「メイク簡単にしましょう。メイクさん連れてきたわ」


皆、別室でメイクもヘアアレンジも済んでいる。

今日のメイク担当は、化粧品のブースの美容部員。
まさに、東郷に携わる社員の力を結集したショーになった。

やはりその道のプロは違う。
あっという間に、メイク直しをしてくれる。


「目を閉じて」


最後にアイラインをくっきり入れてもらうと、それなりになった。


「髪まではムリそうね」


もう司会の声が聞こえてくる。
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