上司に秘密を握られちゃいました。

彼に背中を向け、ベッドの上に置いてあったジャケットに手を伸ばすと、スルッと持っていかれてしまった。


「待ちきれない」

「えっ?」


公孝さんは私をくるっと回し自分の方に向けると、すぐさまキスを落とす。

ち、ちょっと……!

焦ったけれど、彼は私の唇をこじ開け、舌を滑り込ませてくる。
そして、唇をつなげたまま、さっき奪っていったジャケットを私に着せはじめた。

なんとかジャケットを羽織ると、彼はやっと離れてくれた。
いきなりの激しいキスに動揺して、顔を上げられない。


「キスをしながら着せるって、なにか間違ってるな」


クスッと笑う彼は、私の全身に舐める様に視線を這わせ「やっぱり似合う」と褒めることも忘れない。
そして……。

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