[完]*゚好き好き男子は手に負えない。
よかった、我に返れて。



榊くんは、額を抑えて脳震盪を起こしているみたいだった。



だ、大丈夫……かな?



私の頭は、お父さんも絶賛の石頭。



自分と同じ大きさの石が、頭にぶつかってくるなんて。



考えただけで、痛そうだ。



当然ながら、私は痛くなかったから。



慌てて榊くんを我に返らせようと、私は両肩を掴んで揺らしまくった。
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