[完]*゚好き好き男子は手に負えない。
その考えに苦笑する私の顔を、お母さんは心配そうな顔で覗きこんだ。



「1人でやっていける?」



「だ、大丈夫だから。そんなに心配しないで?」



そうだよ、学校に行くときはしっかりと戸締りをして、



帰ってきてからもしっかりと戸締りをすれば。



私は、親がいないことをいいことに、夜遊びするような悪ガキじゃないから。



「そうだ、お隣さんにお世話になったらどうだ?」
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