青空と星空+月
──ピピピピッ……
朝、部屋のなかに目覚まし時計の音が鳴り響く。
『んー……。』
10月だというのに寒いからなかなか布団から出てこられない。
低血圧って辛いな…
はぁ……。
なんとか着替えて、学校に行った。
教室に入ると2人はまだ来ていなかった。
自分の席に座って本を読んでいると、クラスメイトの悠木簗斗くんが声をかけてきた。
「渡瀬、数学の課題見せてくんね?」
『悠木くん、自分でやらないと意味ないよ?』
私が軽く笑いながらそう言うと悠木くんはだってよー……。と曖昧な答えを返してきた。
「やーなーと。蒼空と何してんの?」
急な声に驚いて後ろを見ると春が立っていた。
「簗斗ー。ついに蒼空を好きになったか。」
春がニヤニヤしながら悠木くんをからかっていた。
「バカ!ちっげーよ!数学の課題見せてもらうだけだ!」
「あー、簗斗バカだから……。」
「はー!?っなわけねーだろ!やるの忘れてただけだ!」
「あっ、友達いないからか。」
「ちげーよ!俺は!」
「はいはい、わかったから。」
それから、2人は口喧嘩のようにずっと言い合いをしていた。
まあ、最後は春が適当に流して無理矢理終わらせたのだが……。
この2人を見てると漫才でもできるんじゃないかといつも思う。
ケンカするほど仲がいいとも言うし。
「蒼空ー!どうしたの?」
「えっ!?何が?」
「いやー、ボーッとしてたから」
知らないうちに記憶をシャットダウンしていたらしい
「ごめん、ごめん。大丈夫だよ。」
あれ、悠木くんは?と聞くと、どっか行ったーと笑いながら返事をされた。
それから春に勉強を教えていたらチャイムがなったので春は席に戻っていった。
朝、部屋のなかに目覚まし時計の音が鳴り響く。
『んー……。』
10月だというのに寒いからなかなか布団から出てこられない。
低血圧って辛いな…
はぁ……。
なんとか着替えて、学校に行った。
教室に入ると2人はまだ来ていなかった。
自分の席に座って本を読んでいると、クラスメイトの悠木簗斗くんが声をかけてきた。
「渡瀬、数学の課題見せてくんね?」
『悠木くん、自分でやらないと意味ないよ?』
私が軽く笑いながらそう言うと悠木くんはだってよー……。と曖昧な答えを返してきた。
「やーなーと。蒼空と何してんの?」
急な声に驚いて後ろを見ると春が立っていた。
「簗斗ー。ついに蒼空を好きになったか。」
春がニヤニヤしながら悠木くんをからかっていた。
「バカ!ちっげーよ!数学の課題見せてもらうだけだ!」
「あー、簗斗バカだから……。」
「はー!?っなわけねーだろ!やるの忘れてただけだ!」
「あっ、友達いないからか。」
「ちげーよ!俺は!」
「はいはい、わかったから。」
それから、2人は口喧嘩のようにずっと言い合いをしていた。
まあ、最後は春が適当に流して無理矢理終わらせたのだが……。
この2人を見てると漫才でもできるんじゃないかといつも思う。
ケンカするほど仲がいいとも言うし。
「蒼空ー!どうしたの?」
「えっ!?何が?」
「いやー、ボーッとしてたから」
知らないうちに記憶をシャットダウンしていたらしい
「ごめん、ごめん。大丈夫だよ。」
あれ、悠木くんは?と聞くと、どっか行ったーと笑いながら返事をされた。
それから春に勉強を教えていたらチャイムがなったので春は席に戻っていった。