君をひたすら傷つけて
「篠崎海は輝きが凄いけど、その陰に高取慎哉がいるから、隙も生まれないのよ。誰にも足を引っ張られることなく、電撃結婚をしたにも関わらず、その奥さんのことは一切表には出てない。尚且つ、有名な映画祭での受賞でしょ。普通に考えて凄いわ」
確かに篠崎さんが結婚して、記者会見をするまでは報道が凄かったけど、それ以後は、全てのマスコミの話題から篠崎さんのプライベートのことが消えている。の仕事のことは色々と書かれるのに、里桜ちゃんの件は全く漏れていない。普通ならあるはずのないことがあっている。
それは篠崎さんの意思であると同時に慎哉さんが動いたからだと思う。
「そうね」
「でもね、私もリズも高取さんのことを買っているのは、雅に対してのことが一番なの。仕事が出来るのもだけど」
「私?」
「そうよ。冷静沈着で沈着で何事にも動じない高取さんが、雅が家出してから、真剣な表情でリズの所に日参していた。ずっと雅のことを心配していた。リズが本気で躱していたから、結構、心が折れたと思う。でも、諦めなかった。今回の撮影は不可抗力だけど、雅が嫌だと言えば、私もリズも全力で阻止したと思う。でも、雅は高取さんに会いたがっていたでしょ」
離れていた時間が慎哉さんに会いたいと思う気持ちを募らせていた。声を聞きたいと思っていた。まりえの言う通りだった。リズとまりえの知らぬ存ぜぬの返答に、折れることなく私を探してくれたのがまりえの言葉から分かった。
確かに篠崎さんが結婚して、記者会見をするまでは報道が凄かったけど、それ以後は、全てのマスコミの話題から篠崎さんのプライベートのことが消えている。の仕事のことは色々と書かれるのに、里桜ちゃんの件は全く漏れていない。普通ならあるはずのないことがあっている。
それは篠崎さんの意思であると同時に慎哉さんが動いたからだと思う。
「そうね」
「でもね、私もリズも高取さんのことを買っているのは、雅に対してのことが一番なの。仕事が出来るのもだけど」
「私?」
「そうよ。冷静沈着で沈着で何事にも動じない高取さんが、雅が家出してから、真剣な表情でリズの所に日参していた。ずっと雅のことを心配していた。リズが本気で躱していたから、結構、心が折れたと思う。でも、諦めなかった。今回の撮影は不可抗力だけど、雅が嫌だと言えば、私もリズも全力で阻止したと思う。でも、雅は高取さんに会いたがっていたでしょ」
離れていた時間が慎哉さんに会いたいと思う気持ちを募らせていた。声を聞きたいと思っていた。まりえの言う通りだった。リズとまりえの知らぬ存ぜぬの返答に、折れることなく私を探してくれたのがまりえの言葉から分かった。