君をひたすら傷つけて
リズはクスッと笑ってから私の腕を取りゆっくりと歩き出す。その合間に出会った人と話を交わす。その度に、私を紹介して回った。でも、無理に売り込んだりはせずその場に馴染ませるという感じだった。話している人の視線が私に注がれ、誰かと聞かれた時にだけ『私のアシスタントよ。今はね』と紹介する。
この言葉で何人もの人から握手を求められた。そして、とっても綺麗だとも褒められた。リズの魔法だとは思いつつもやっぱり綺麗だと言われると社交辞令でも嬉しいものだった。
「よろしくお願いします」
「ああ。よろしく。とっても可愛いね」
コレクションにスタイリストとして参加するのも頷けるほどの実力を持っているリズのアシスタントとして、コレクションに参加し、そして、この場にいる。それだけで私には視線が集まる。私の実力では到底このコレクションのスタイリストとして参加は出来ない。それくらいは私にも分かる。
スタイリストを目指す目標が目の前にあるというのは恵まれた環境だと思った。ダッシュしても追い付かないほどの場所にリズはいる。私もいつかその場に立てればと思う。謙遜なんかしている場合じゃない。私はもっと貪欲にならないといけない。
「そろそろ疲れたでしょ。大体の挨拶は終わったから、後はゆっくりしていいわよ。帰る時に呼ぶから。お腹も空いたでしょうから何か食べましょう」
リズがそう言ったのは会場に入って一時間くらいが過ぎてからのことだった。
この言葉で何人もの人から握手を求められた。そして、とっても綺麗だとも褒められた。リズの魔法だとは思いつつもやっぱり綺麗だと言われると社交辞令でも嬉しいものだった。
「よろしくお願いします」
「ああ。よろしく。とっても可愛いね」
コレクションにスタイリストとして参加するのも頷けるほどの実力を持っているリズのアシスタントとして、コレクションに参加し、そして、この場にいる。それだけで私には視線が集まる。私の実力では到底このコレクションのスタイリストとして参加は出来ない。それくらいは私にも分かる。
スタイリストを目指す目標が目の前にあるというのは恵まれた環境だと思った。ダッシュしても追い付かないほどの場所にリズはいる。私もいつかその場に立てればと思う。謙遜なんかしている場合じゃない。私はもっと貪欲にならないといけない。
「そろそろ疲れたでしょ。大体の挨拶は終わったから、後はゆっくりしていいわよ。帰る時に呼ぶから。お腹も空いたでしょうから何か食べましょう」
リズがそう言ったのは会場に入って一時間くらいが過ぎてからのことだった。