君をひたすら傷つけて
「私がよく行く店でいい?」
「その方がいい。雅のおススメなら期待できるな」
「おススメというか…そんなに豪華な店じゃないから、期待しないで」
「普段の雅の生活が知りたいからそっちの方がいい。豪華な店とかで食事するよりも私としては嬉しいな」
値段は優しい上に美味しく学校の友達ともよく行く店にした。でも、店内に入った瞬間、この店を選んだことを後悔した。ここは女の子が良く集まる店でそれ以上に学生のカップルも多く、二人の世界があちらこちらに出来ている。
「別の店にしようか?」
「いや。ここで構わない」
お兄ちゃんは私の前に座り平然としている。いつもは平気なのに、周りの二人の世界に浸る人たちを見ながら、私の方が自分の選択を後悔した。
「何が美味しいんだ?」
お兄ちゃんはメニューを見ながら私に聞いてくる。もちろん、メニューはフランス語に書かれているのに、お兄ちゃんはなにやらブツブツ呟いている。微かに聞き取れるのはフランス語の発音…?
「お兄ちゃんはフランス語も出来るの?」
お兄ちゃんはメニューから目を離さず、極々普通という感じで言葉を零す。
「勉強した。二年でそこそこの会話まで出来るようになったんだ。難しい専門用語的なのは無理だけど、簡単な会話くらいは出来る」
「二年?」
「雅がフランスに行ってから勉強しだした。そのうち仕事で必要になるから覚えないといけないと思っていたからいいタイミングだったんだ」
「その方がいい。雅のおススメなら期待できるな」
「おススメというか…そんなに豪華な店じゃないから、期待しないで」
「普段の雅の生活が知りたいからそっちの方がいい。豪華な店とかで食事するよりも私としては嬉しいな」
値段は優しい上に美味しく学校の友達ともよく行く店にした。でも、店内に入った瞬間、この店を選んだことを後悔した。ここは女の子が良く集まる店でそれ以上に学生のカップルも多く、二人の世界があちらこちらに出来ている。
「別の店にしようか?」
「いや。ここで構わない」
お兄ちゃんは私の前に座り平然としている。いつもは平気なのに、周りの二人の世界に浸る人たちを見ながら、私の方が自分の選択を後悔した。
「何が美味しいんだ?」
お兄ちゃんはメニューを見ながら私に聞いてくる。もちろん、メニューはフランス語に書かれているのに、お兄ちゃんはなにやらブツブツ呟いている。微かに聞き取れるのはフランス語の発音…?
「お兄ちゃんはフランス語も出来るの?」
お兄ちゃんはメニューから目を離さず、極々普通という感じで言葉を零す。
「勉強した。二年でそこそこの会話まで出来るようになったんだ。難しい専門用語的なのは無理だけど、簡単な会話くらいは出来る」
「二年?」
「雅がフランスに行ってから勉強しだした。そのうち仕事で必要になるから覚えないといけないと思っていたからいいタイミングだったんだ」