君をひたすら傷つけて
オレンジジュースと一切れのサンドイッチを食べた私はリズに薬を貰い、目を閉じた。気が張っていたのが緩々と解けるように意識が薄れていく。そんな中でリズの優しい声が囁いた。
「雅。アパルトマンに使いの人をやったら、もう記者などの張り込みはないみたいよ。どうする、一度、部屋に戻る?」
「本当にいないの?」
「そうみたい。アルベールが手配したのかもしれないわ。彼は本当に優しいし、素敵な人だと思うわ。一緒にいたら、きっと幸せになれると思う」
「ねえ、リズ。幸せって何なのかな。私、今でも義哉が好きなの。アルベールも好きだけど、義哉に感じたような心の奥から湧き上がるような思いをアルベールには持てないの。それでもアルベールと幸せになれると思う?このまま、アルベールの手を取って幸せになれると思う?」
「雅……」
「仕事か恋じゃなかった。私はアルベールを選べないのは本気で恋が出来ないからだって気付いたの。アルベールのことが誰よりも大事だと言い切れない。もう少し時間があれば、アルベールのことをもっと好きになれたかもしれないし、誰よりも大事といえたかもしれない。でも、私の気持ちはそこまで育ってない。もう、恋なんて出来ないのかもね」
そこまで自分の気持ちを吐き出すように言うと、私は聞き始めた薬のせいで緩やかな眠りに落ちていく。
「そんなことないわ。自分のことを決めつけないので。でも、どんな選択をしても大丈夫。何があっても雅のことは私が守るから。私は雅の味方だから」
「雅。アパルトマンに使いの人をやったら、もう記者などの張り込みはないみたいよ。どうする、一度、部屋に戻る?」
「本当にいないの?」
「そうみたい。アルベールが手配したのかもしれないわ。彼は本当に優しいし、素敵な人だと思うわ。一緒にいたら、きっと幸せになれると思う」
「ねえ、リズ。幸せって何なのかな。私、今でも義哉が好きなの。アルベールも好きだけど、義哉に感じたような心の奥から湧き上がるような思いをアルベールには持てないの。それでもアルベールと幸せになれると思う?このまま、アルベールの手を取って幸せになれると思う?」
「雅……」
「仕事か恋じゃなかった。私はアルベールを選べないのは本気で恋が出来ないからだって気付いたの。アルベールのことが誰よりも大事だと言い切れない。もう少し時間があれば、アルベールのことをもっと好きになれたかもしれないし、誰よりも大事といえたかもしれない。でも、私の気持ちはそこまで育ってない。もう、恋なんて出来ないのかもね」
そこまで自分の気持ちを吐き出すように言うと、私は聞き始めた薬のせいで緩やかな眠りに落ちていく。
「そんなことないわ。自分のことを決めつけないので。でも、どんな選択をしても大丈夫。何があっても雅のことは私が守るから。私は雅の味方だから」