君をひたすら傷つけて
高取くんの後を追って店を出ると、高取くんは私の方を見てニッコリと笑った。綺麗な顔に穏やかな微笑み。でも、少し噛んだ唇が気になった。
「あのオルゴールは今度買うよ」
「え?」
「今日はもういいかな。悪いけどちょっと用事を思い出したからここでいい?送れなくてごめんね。今日は買い物に付き合ってくれてありがとう。また明日ね」
「うん」
何も言えなくて私は頷くしかなかった。高取くんはニッコリと笑うと私を置いてその場を後にした。まるで逃げるように行く先にはショッピングセンターの出口がある。さっきまで笑っていたのに、急に逃げるように私を置いて行ってしまった。
本当に帰ってしまうんだと思った。一人残された私は寂しかった。それと同時に私は何か彼の気に障るようなことをしてしまったのではないかと考えた。でも、何も思いつかないし、さっきまでの楽しかった時間が呆気なく終わってしまい心が痛かった。告白もしてないのに振られたような気がする。
追うつもりはなかった。でも、何となく高取くんの行った方向に足が進んだ。せめて後姿を見たいと思った私は未練がましい。
「あのオルゴールは今度買うよ」
「え?」
「今日はもういいかな。悪いけどちょっと用事を思い出したからここでいい?送れなくてごめんね。今日は買い物に付き合ってくれてありがとう。また明日ね」
「うん」
何も言えなくて私は頷くしかなかった。高取くんはニッコリと笑うと私を置いてその場を後にした。まるで逃げるように行く先にはショッピングセンターの出口がある。さっきまで笑っていたのに、急に逃げるように私を置いて行ってしまった。
本当に帰ってしまうんだと思った。一人残された私は寂しかった。それと同時に私は何か彼の気に障るようなことをしてしまったのではないかと考えた。でも、何も思いつかないし、さっきまでの楽しかった時間が呆気なく終わってしまい心が痛かった。告白もしてないのに振られたような気がする。
追うつもりはなかった。でも、何となく高取くんの行った方向に足が進んだ。せめて後姿を見たいと思った私は未練がましい。