君をひたすら傷つけて
出来る仕事はして、出来ない仕事は断る。
それがエマと私が出した結論だった。
この事務所を立ち上げてから、こんなにもは役に軌道に乗れたのは篠崎さんの事務所からの仕事の依頼があったからだった。エマの持っていた仕事だけでも軌道に乗れたとは思う。でも、そのどの仕事も日本で行う際に、篠崎さんの事務所と関わりがあるというだけで、信用が得られた。
実力のあるエマは顧客も多い。でも、雑誌等だけでなく、テレビ、映画関係にまで仕事の幅が広がったのは篠崎さんの事務所のおかげだった。だから、最初にミラノ映画祭だけでなく、その前後も優先的に仕事をスケジュールの中に組み込むことが出来たのはエマの義理堅い性格からだった。
「とりあえず、頑張らないといけないということね。撮影の日は動かせないから、それ以外の仕事は全部前倒し。イタリアへ行く飛行機の中で熟睡出来ると思うわ」
エマの微笑みが怖かった。
私が自分の部屋に戻り一息つけたのは、既に十一時を過ぎていた。何杯目かのデカフェのコーヒーを飲みながら、パソコンの前で仕事をしながら、スケジュールの確認をしていた。今日の会議で決まったことを自分のスケジュール帳に書込み、仕事の予定をパソコン上で再確認して、スケジュール帳に書き込む。
私のスケジュールはイタリアに出発するまで本当に忙しかった。エマの言う通り、飛行機の中で熟睡できるような気がした。熟睡ならいいが気絶はしたくないものだ。
部屋でこれからのスケジュールを確認していると、ドアがノックされて、入ってきたのはお兄ちゃんだった。色々とすることがあって、パソコンに向かっていたからか、いつお兄ちゃんが仕事から帰って来たのか分からなかった。
「今、いいか?」
「うん。お帰りなさい」
「ただいま。リビングでいいか?」
それがエマと私が出した結論だった。
この事務所を立ち上げてから、こんなにもは役に軌道に乗れたのは篠崎さんの事務所からの仕事の依頼があったからだった。エマの持っていた仕事だけでも軌道に乗れたとは思う。でも、そのどの仕事も日本で行う際に、篠崎さんの事務所と関わりがあるというだけで、信用が得られた。
実力のあるエマは顧客も多い。でも、雑誌等だけでなく、テレビ、映画関係にまで仕事の幅が広がったのは篠崎さんの事務所のおかげだった。だから、最初にミラノ映画祭だけでなく、その前後も優先的に仕事をスケジュールの中に組み込むことが出来たのはエマの義理堅い性格からだった。
「とりあえず、頑張らないといけないということね。撮影の日は動かせないから、それ以外の仕事は全部前倒し。イタリアへ行く飛行機の中で熟睡出来ると思うわ」
エマの微笑みが怖かった。
私が自分の部屋に戻り一息つけたのは、既に十一時を過ぎていた。何杯目かのデカフェのコーヒーを飲みながら、パソコンの前で仕事をしながら、スケジュールの確認をしていた。今日の会議で決まったことを自分のスケジュール帳に書込み、仕事の予定をパソコン上で再確認して、スケジュール帳に書き込む。
私のスケジュールはイタリアに出発するまで本当に忙しかった。エマの言う通り、飛行機の中で熟睡できるような気がした。熟睡ならいいが気絶はしたくないものだ。
部屋でこれからのスケジュールを確認していると、ドアがノックされて、入ってきたのはお兄ちゃんだった。色々とすることがあって、パソコンに向かっていたからか、いつお兄ちゃんが仕事から帰って来たのか分からなかった。
「今、いいか?」
「うん。お帰りなさい」
「ただいま。リビングでいいか?」