君をひたすら傷つけて
自分の体調は自分がよく分かっていると過信していた。私は思ったよりも身体も心も疲れているようだった。ギリギリまで仕事をしていると、エマがスタジオに現れた。そして、衣装の着替えが終わって、撮影に入ったタイミングで、エマと交代することが出来た。
「後、4着くらい残っている」
「わかった」
「この後、別なスタジオで収録もあるの」
「それも大丈夫。まりえが迎えにくるまで、スタジオの端にいて。姿が見えないと心配する人もいるから」
「わかった」
エマに仕事の引継ぎをして、この後の撮影をエマに代わることを伝えると、篠崎さんとお兄ちゃんからは『気をつけて』と言われ、私は現場をエマに任せて、スタジオの端の椅子に座り、まりえが来るのを待つことにした。
フラッシュの中、篠崎さんを中心に撮影が進んでいく。流石というか、エマは準備された衣装や小物を順序よく篠崎さんに渡し、襟元など細かなところに気を使いながら、スタイリングしていく。その姿を見て、さすがだと思った。急に現場を任されても対応できるのはリズやエマのようなトップスタイリストだからだろう。
撮影を見ていると、チラチラとお兄ちゃんの視線を感じた。今は撮影の途中だから、気になるけど、私の方には来ない。でも、篠崎さんが着替えている間に私の方にやってきた。出来れば忙しいお兄ちゃんに心配させたくなかったけど、それは無理だろう。
私はいつもお兄ちゃんに迷惑ばかりを掛けてしまう。
「後、4着くらい残っている」
「わかった」
「この後、別なスタジオで収録もあるの」
「それも大丈夫。まりえが迎えにくるまで、スタジオの端にいて。姿が見えないと心配する人もいるから」
「わかった」
エマに仕事の引継ぎをして、この後の撮影をエマに代わることを伝えると、篠崎さんとお兄ちゃんからは『気をつけて』と言われ、私は現場をエマに任せて、スタジオの端の椅子に座り、まりえが来るのを待つことにした。
フラッシュの中、篠崎さんを中心に撮影が進んでいく。流石というか、エマは準備された衣装や小物を順序よく篠崎さんに渡し、襟元など細かなところに気を使いながら、スタイリングしていく。その姿を見て、さすがだと思った。急に現場を任されても対応できるのはリズやエマのようなトップスタイリストだからだろう。
撮影を見ていると、チラチラとお兄ちゃんの視線を感じた。今は撮影の途中だから、気になるけど、私の方には来ない。でも、篠崎さんが着替えている間に私の方にやってきた。出来れば忙しいお兄ちゃんに心配させたくなかったけど、それは無理だろう。
私はいつもお兄ちゃんに迷惑ばかりを掛けてしまう。