イケメンすぎてドン引き!
そのまま先輩と2人でグラウンドを横切り、
キャピキャピしている体育委員会の近くを抜けようとした時。
「あれぇ、吉野くぅーん! そっちはもう終わったのー?」
という、すげーチャラそうな男声が後ろから聞こえてきた。
その声の方向を見ると、
みんなで楽しそうに設営をしている体育委員会軍団の中から、
1人のイケメンがあたしたちの方へ向かってきていた。
後ろがちょいとはねた長めの黒髪。
ぱっちりとした目に、全体的にソフトな感じの可愛い系の顔だち。
でも、先輩よりも背が高く、結構体つきもしっかりしていて、
カワイイとワイルドがちょうどいい感じにミックスされている。
そう。このお方が!
先輩のお友達かつ、校内のミスターを毎年先輩と競い合ってる、スミスさんだ。
(本名、隅田スグルさん。略してスミスさんね)
ちなみに体育委員会のメンバーは、
我が委員会とは異なり、全体的に派手で、ルックスレベルも高い。
体育祭当日は、毎年オシャレ髪形&女子はメイクもして、
ハッピを羽織り、仕事をしつつも祭を盛り上げていく役割を担っている。
「いーなースミスたちの方、楽しそうじゃんー」
「やー結構大変だよ~。暗くなるまで終わらなさそー」
吉野先輩とスミス先輩があたし越しに会話をしている。
うわ、校内を代表する高身長イケメン2名があたしの左右に。
この構図、都庁ビルの形のごとし!