イケメンすぎてドン引き!


「あ、キミが噂のモモカちゃんだよね~! 吉野くんと最近仲いいんでしょ?」



急にスミスさんが、ニッコリと笑いながらあたしを覗き込む。



「は、はいっ。その……、仲いいというか、その……」



うぐ、近い……。


そして、まぶしい。格好良いぞ。



急にイケメンに距離を詰められたせいか、ドキっとする。


やばい、顔が赤くなっちゃいそう。



「ん? どしたのモモカちゃん?」



ぎゃー! こいつ更に顔近づけてきやがった!



先輩とは少し違う、大人っぽい香水の匂いをふわりと感じた。



「……っ、その……」



鼓動が早まり、更にしどろもどろになるあたし。


もうやだ! チャラすぎでしょ! 助けてー!



「ちょ。お前、何ナンパしてんの」



――ドキッ!



吉野先輩はそう言いながら、

スミス先輩とあたしの狭い隙間ににゅーんと入ってきた。



そして、


「オブチさん、気をつけてよー。こいつすげーチャラいから!」


と言って、オフィシャルなイケメン笑顔をあたしに向けた。



「ひどーい! オレは女の子が大好きなだけだしー」

と反論するスミスさん。



それ、チャラいってことですよ、スミス氏!



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