イケメンすぎてドン引き!







「あのー、なんであたしなんか呼び出したんですか?」



駅前のドトールにて。


お客さんの中に知っている人はいないかチェックしてから、あたしは席に着く。



あたしの質問に対し、

目の前にいる黒髪の可愛い系イケメンは、笑顔でこう答えた。



「ん? モモカちゃんのこと、かわいいな~って思って。仲良くなりたいなぁって」



うぅわー! ウソ、大げさ、紛らわしい。


JAR○に訴えられても良いレベル!



「あの、あたしはダマされませんよ。今までの人生でそんなこと言われたことないので。

しかも先輩のまわりにいるの、いっつもビッ……美人な女の子ばっかりじゃないですか」



あたしは、真正面からかわいいと言われ、ほんの少しドキドキ(動揺ね!)しながら、

おごってもらったカフェモカを一口すすった。



「え~? そんな難しいこと言わないでよ、眠くなるじゃん!

オレ吉野クンと違って頭は弱いからさー。あ、でもたぶんコッチはオレのほうが強いよ!」



そう言って、目の前にいるイケメンは、

天使のようなイケメン笑顔で自分の股間を指差した。



「~~~~~っ!?」



あたしは声にならない声を発しながら、口に入った甘い飲み物を吹き出すハメに。



こんなとこでどんなこと言ってるんすかコイツ!



隣にはパソコンをカタカタしているサラリーマン。


その奥には読書をしている大学生らしき若者。



もー! 恥ずかしすぎるじゃろ!?



「だってぇ~、思春期男子は頭だけじゃなくてチ○コにも脳みそがあるって言うしー。

あっはは~やっぱりモモカちゃんかわいい~!」



「……っ!?」



やめてっ、そんな可愛い笑顔で見つめないで!


あーちくしょー! 訴えてやる!(何に?)



というわけで、今日のあたしは、

なぜかあのくそチャラい先輩――スミスさんと一緒に放課後カッフェタイム中。



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