イケメンすぎてドン引き!
☆
「あのー、なんであたしなんか呼び出したんですか?」
駅前のドトールにて。
お客さんの中に知っている人はいないかチェックしてから、あたしは席に着く。
あたしの質問に対し、
目の前にいる黒髪の可愛い系イケメンは、笑顔でこう答えた。
「ん? モモカちゃんのこと、かわいいな~って思って。仲良くなりたいなぁって」
うぅわー! ウソ、大げさ、紛らわしい。
JAR○に訴えられても良いレベル!
「あの、あたしはダマされませんよ。今までの人生でそんなこと言われたことないので。
しかも先輩のまわりにいるの、いっつもビッ……美人な女の子ばっかりじゃないですか」
あたしは、真正面からかわいいと言われ、ほんの少しドキドキ(動揺ね!)しながら、
おごってもらったカフェモカを一口すすった。
「え~? そんな難しいこと言わないでよ、眠くなるじゃん!
オレ吉野クンと違って頭は弱いからさー。あ、でもたぶんコッチはオレのほうが強いよ!」
そう言って、目の前にいるイケメンは、
天使のようなイケメン笑顔で自分の股間を指差した。
「~~~~~っ!?」
あたしは声にならない声を発しながら、口に入った甘い飲み物を吹き出すハメに。
こんなとこでどんなこと言ってるんすかコイツ!
隣にはパソコンをカタカタしているサラリーマン。
その奥には読書をしている大学生らしき若者。
もー! 恥ずかしすぎるじゃろ!?
「だってぇ~、思春期男子は頭だけじゃなくてチ○コにも脳みそがあるって言うしー。
あっはは~やっぱりモモカちゃんかわいい~!」
「……っ!?」
やめてっ、そんな可愛い笑顔で見つめないで!
あーちくしょー! 訴えてやる!(何に?)
というわけで、今日のあたしは、
なぜかあのくそチャラい先輩――スミスさんと一緒に放課後カッフェタイム中。