イケメンすぎてドン引き!
てか、これって!
もしかして……。
『俺以外のヤツとべしゃるの禁止』的なやつですかーーー!?
オレのものはオレのもの。お前はもちろんオレのもの。
いわゆる……束縛系俺様男子?
「おいコラ、聞け汚物」
「ふがが、がが!」
――じゃない! 絶対に違う!
気がつくとあたしは先輩に更に怖~い目で見下され、
あごクイ……じゃなくて、あごを掴まれグイィと引っ張られていた。
こ、このままだとまじでイノキ顔にされてしまう!
「……別にちょっと誘われてカフェ行っただけです。何で先輩にそんなに詰められなきゃいけないんですか?」
ドンされている腕をくぐり抜け、あたしは先輩の横に回り、間合いを取った。
さわやかな風が吹き、まわりを囲む木々が緑の葉っぱを揺らし始める。
足元にふわりと砂ぼこりが舞った。
先輩は引き続き、刺すような視線であたしを見つめている。
「何でって。……お前、どうせ今までの人生で彼氏いたことないだろ」
「あ、はい。まあ」
まあ、事実ですけど。
改めてそういわれると何か切ないしムカつく。
あたしはどーせモテないっすよ。
「男とベタベタしたこともないよな」
「そーですけど」
再び先輩はじりじりとあたしに詰め寄ってくる。
先輩は何が言いたいんだ?