イケメンすぎてドン引き!


急に先輩に抱き寄せられ、頭も心も体もパニック状態になるあたし。



何コレどうなってるの!? とテンパっていると。



「……ってされちゃうよ? そんな反応されると」



――ふぁい?



先輩はそう言い放った後、

あたしの肩を押して、さっきの位置に体を戻してくれた。



「お前の弱点。男慣れしてなさすぎなとこ。顔まじ赤いし」



「えっ!」



思わず顔を両手で隠してしまう。



背中と胸元がほんの少し汗ばんでいた。



「だ、だ、だだだっ、だって……! そ、そういうことされたことないし!」



……別に男の子に触れたことがないわけじゃない。



体育祭でマイムマイムを踊って手をつないだり、


カルタ大会で男の子の手の甲を思いっきりたたいたり、


みんなでボーリングに行って、ハイタッチしたり。



あ……そうか。


あたしは、女の子として、男の子に触れられたことがないのだ。



まー昔っから女扱いされることなかったし。



ってか、先輩に見抜かれていたとは。


何か恥ずかしいーーーーー!

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