イケメンすぎてドン引き!


先輩は少しバツが悪そうに、自分の髪の毛をいじっている。



「だから危ないなーって心配してて。お前をスミスになるべく近づけさせたくなかったの。

あいつビッチ開発機って言われてるから」



「は? な、なんすかそれ」



「あいつ、今まで、清純派っぽい女子や、お前みたいな平凡女子に手を出して、華麗なビッチに覚醒させたことが何回かあるんだよ」



はいーーー!?


それスミス氏、どんなテク使ってるんすか?



あ、そういえば。



『お前、何ナンパしてんの』

とスミスさんを制した先輩の姿を思い出す。



だから体育祭前の草むしりのとき、いちいちあたしに付いてきてくれたんだ。


スミスさんのちゃれぇ毒牙(?)からあたしを守ってくれたのか。



「あと特にお前は……」



「え? 何か言いました?」



「ま、これはいっか。何でもねーよ」



結局、また朝自習を2人でサボる羽目になった。



先輩は無意識なんだろうけど、

ほんの少しだけ女の子として扱ってくれているような気がして、胸がむずむずした。


とりあえず1時間目に間に合うように、あたしたちは鳥居をくぐり、学校への道に戻ったが……。



――んあっ!!!



『モモカちゃん協力してくれない?』



あ、スミスさんと協定結んじゃってた。


やば。どうしよう……。



< 83 / 262 >

この作品をシェア

pagetop