イケメンすぎてドン引き!
先輩は少しバツが悪そうに、自分の髪の毛をいじっている。
「だから危ないなーって心配してて。お前をスミスになるべく近づけさせたくなかったの。
あいつビッチ開発機って言われてるから」
「は? な、なんすかそれ」
「あいつ、今まで、清純派っぽい女子や、お前みたいな平凡女子に手を出して、華麗なビッチに覚醒させたことが何回かあるんだよ」
はいーーー!?
それスミス氏、どんなテク使ってるんすか?
あ、そういえば。
『お前、何ナンパしてんの』
とスミスさんを制した先輩の姿を思い出す。
だから体育祭前の草むしりのとき、いちいちあたしに付いてきてくれたんだ。
スミスさんのちゃれぇ毒牙(?)からあたしを守ってくれたのか。
「あと特にお前は……」
「え? 何か言いました?」
「ま、これはいっか。何でもねーよ」
結局、また朝自習を2人でサボる羽目になった。
先輩は無意識なんだろうけど、
ほんの少しだけ女の子として扱ってくれているような気がして、胸がむずむずした。
とりあえず1時間目に間に合うように、あたしたちは鳥居をくぐり、学校への道に戻ったが……。
――んあっ!!!
『モモカちゃん協力してくれない?』
あ、スミスさんと協定結んじゃってた。
やば。どうしよう……。