イケメンすぎてドン引き!
☆
今日は先輩方を見かけることなく、一日が無事終わろうとしていた。
退屈な授業が終わり、放課後。
「オブちゃん、マック行こうよ~」
「いーなー。オレも後から合流していいー? ノリ坊も連れてくかも」
今日はミーちゃんとヒロキ氏たちと遊びに行くことに。
(ちなみにノリ坊とは、ヒロキ氏と仲が良い後輩だ。)
よし! 今日は久々に平和な一日をコンプリートできそうだ!
――だが世の中そんなに上手くいかない。
その予感は的中した。
「ねーちょっとちょっと!」
「やっぱ超かっこいい~!」
何やら教室が騒がしいことに気がつく。
「オブちゃーん。先輩に呼ばれてるよー!」
教室前方からクラスメイトの声がした。
おや、吉野先輩かな? 何か用あったっけ?
そう思いながら教室の扉に視線を移す。
あ……!
腰パン、制服シャツにゆるネクタイ。
髪の毛の色は……
黒だーーーー!
「モモカちゃーん! ここに集合ー!」
教室中に響く大声で、かのスミスさんはあたしを呼んだ。
ヘイ、ミスタースミス! シャラーップ!