ドキドキしてろよ、俺にだけ。~クール男子の、裏の顔!?~※side湊完結しました。
仕方ない。



叱られに行くよ。



しょぼーんとしょぼくれながら、ぺたぺたゆっくり先生に近付く。



でもあたしが近づくのが待てなかったのか、先生は言った。



「ふたりで生物室の整頓をしておいてください」



「……え?
ふたり?」



そんなあたしの疑問の言葉なんか聞こえなかったようで、



「じゃあ、よろしく」



と言い残すと、担任の先生は教室を出て行った。


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