ドキドキしてろよ、俺にだけ。~クール男子の、裏の顔!?~※side湊完結しました。
「え?
整頓?
生物室?
なに、それ。



あたし……。
怒られるんじゃなかったの?
ぽっちゃりん先生のチクリによって」



担任の先生が出て行ったドアを、立ち止まってぽっかーんと見つめる。



すると、スタスタ近づいてきた足音が、あたしの隣でスッと止まった。



「なにわけのわからないこと言ってるの?
行くよ? 
生物室」



声のしたほうを見ると、ガラス玉のような瞳で、冷泉くんがあたしのことを見下ろしていた。


< 143 / 503 >

この作品をシェア

pagetop