あなたと恋の始め方①
時間にしたら少しの時間だったと思うけど、それでも私にとっては大事な時間だった。小林さんと付き合いだして少しずつ恋が進んでいる。不器用過ぎる私だけど、今のままの私がいいと言ってくれる小林さんの言葉に甘えてはいるものの、少しでも小林さんに追いつきたいと思っていた。
遠くで激しく鳴る花火の音が聞こえる。さっきまで耳に響くくらいに音が鳴り響いていたけど、それも今は聞こえない。私に聞こえるのは自分の鼓動と小林さんの吐息。そして、私の肩に置かれた小林さんの手のぬくもり。
初めてのキスは…甘く心を蕩かしていく。
ただ、触れるだけのキスなのに心臓はドキドキするし、心臓が煩すぎる。ドキドキしながら少し目蓋を持ち上げるとそこには小林さんの綺麗な顔があった。唇から電流が一気に流れたかのように身体が甘さで埋め尽くされていくのを感じた。
小林さんは少しだけ唇を離すと囁く。
「もう一度いい?」
私が頷くと…。今度はしっかりと身体を抱き締められ、私の唇は小林さんの唇に塞がれた。さっきよりももっと強く重ねられた唇は小林さんの私への思いを伝えてくれる。そして、私も小林さんにもっと近づきたくてそっと小林さんの背中に自分の手を回し抱きついたのだった。
私が小林さんの背中に手を伸ばすと小林さんは驚いたのかびくっと身体を震わせたのは一瞬で、その後はさっきよりも強く私を抱き寄せた。周りに人が居るのにそれも気にならないくらいに私は小林さんの甘さに溺れていた。
遠くで激しく鳴る花火の音が聞こえる。さっきまで耳に響くくらいに音が鳴り響いていたけど、それも今は聞こえない。私に聞こえるのは自分の鼓動と小林さんの吐息。そして、私の肩に置かれた小林さんの手のぬくもり。
初めてのキスは…甘く心を蕩かしていく。
ただ、触れるだけのキスなのに心臓はドキドキするし、心臓が煩すぎる。ドキドキしながら少し目蓋を持ち上げるとそこには小林さんの綺麗な顔があった。唇から電流が一気に流れたかのように身体が甘さで埋め尽くされていくのを感じた。
小林さんは少しだけ唇を離すと囁く。
「もう一度いい?」
私が頷くと…。今度はしっかりと身体を抱き締められ、私の唇は小林さんの唇に塞がれた。さっきよりももっと強く重ねられた唇は小林さんの私への思いを伝えてくれる。そして、私も小林さんにもっと近づきたくてそっと小林さんの背中に自分の手を回し抱きついたのだった。
私が小林さんの背中に手を伸ばすと小林さんは驚いたのかびくっと身体を震わせたのは一瞬で、その後はさっきよりも強く私を抱き寄せた。周りに人が居るのにそれも気にならないくらいに私は小林さんの甘さに溺れていた。