あなたと恋の始め方①
小林さんを起こさないようにして、ベッドから出るというミッションはかなり困難を極める。私が身体を捩ると、小林さんの腕の力が緩む。その瞬間に小林さんの腕の中から出ようとすると、無理に身体を動かしたせいか着ているバスローブの前が肌蹴そうになった。胸元を押さえて、身体を捩ろうとすると、中々上手くいかず、ただ、身体が揺れるだけで一向に小林さんから離れること出来ない。
起きてから二十分くらいは小林さんを起こさないように、頑張ったと思う。でも、ギュッと抱きしめられている状態から起こさないように、身体を捩るというのは難しい。何度目かの挑戦中に小林さんはちょっと「んんっ。」と唸った。小さな声だったけど大丈夫かと思って、身体の動きを止める。
起こしたくないと思っていたのに私は小林さんの眠りを妨げてしまったようだった。
小林さんはゆっくりと目を開けると、一度瞬きしてから吃驚したように目を見開き、私の身体を包んでいた腕の力を緩めた。一気に身体は自由になり、小林さんはガバッっと身体を起こすと、身体に掛かっていた布団が捲れた。小林さんの髪には少しだけ寝癖が付いていた。
「うわ。美羽ちゃん。あれ。俺。どうした?」
そして、私とベッドにいることに吃驚したのだろう。一気に身体をベッドの後ろの方に下がると、手を伸ばし過ぎたのだろう。そこにはベッドの端さえもなく、小林さんは大きく身体を揺らしたのだった。そして、スローモーションのように身体は消えていく。
起きてから二十分くらいは小林さんを起こさないように、頑張ったと思う。でも、ギュッと抱きしめられている状態から起こさないように、身体を捩るというのは難しい。何度目かの挑戦中に小林さんはちょっと「んんっ。」と唸った。小さな声だったけど大丈夫かと思って、身体の動きを止める。
起こしたくないと思っていたのに私は小林さんの眠りを妨げてしまったようだった。
小林さんはゆっくりと目を開けると、一度瞬きしてから吃驚したように目を見開き、私の身体を包んでいた腕の力を緩めた。一気に身体は自由になり、小林さんはガバッっと身体を起こすと、身体に掛かっていた布団が捲れた。小林さんの髪には少しだけ寝癖が付いていた。
「うわ。美羽ちゃん。あれ。俺。どうした?」
そして、私とベッドにいることに吃驚したのだろう。一気に身体をベッドの後ろの方に下がると、手を伸ばし過ぎたのだろう。そこにはベッドの端さえもなく、小林さんは大きく身体を揺らしたのだった。そして、スローモーションのように身体は消えていく。