あなたと恋の始め方①
本格的に研究に入ると毎日が残業で毎日がピリピリと神経が痺れるような気がする。ピーンと張った糸が弾かれるように私の神経を研ぎ澄ます。でも、中垣先輩の神経の張り方は尋常じゃなく、この頃は自分の部屋に帰っているのさえ分からないくらいだった。
私はというと、勿論、一緒に残業だし。忙しさの中で毎日追われるような時間を過ごしていた。小林さんとは電話やメールはしているけど、本当に時間が合わない。私が早く終わった日は、小林さんが残業で。その逆もある。でも、ほとんどは私の方が遅くて終電で帰ることが多かった。迎えに来ると何度も言ってくれたけど、時間も会わず、あれから会えないままだった。
こんなことは付き合う前でもあったことなのに、寂しいと思ってしまうのは恋が深まっているからだろう。
私は小林さんに会いたくて会いたくて仕方なかった。
あまりにも時間がないから、研究所と支社に発破を掛けた高見主任を恨んでしまいそうになるほど忙しい。こんなに忙しいと何が何だか分からなくなってしまう。
楽しかったデートから一週間、あっと言う間に過ぎていた。こんなに時間の流れが速いのは仕事が忙しすぎるせいだと分かっている。金曜日の夜。電話も出来ないほど私は忙しく、終電で部屋に帰るとそのままベッドに寝てしまっていた。
起きたのは携帯の震える音。
だるい身体を少し起こして携帯の画面を見ると小林さんの名前があった。
私はというと、勿論、一緒に残業だし。忙しさの中で毎日追われるような時間を過ごしていた。小林さんとは電話やメールはしているけど、本当に時間が合わない。私が早く終わった日は、小林さんが残業で。その逆もある。でも、ほとんどは私の方が遅くて終電で帰ることが多かった。迎えに来ると何度も言ってくれたけど、時間も会わず、あれから会えないままだった。
こんなことは付き合う前でもあったことなのに、寂しいと思ってしまうのは恋が深まっているからだろう。
私は小林さんに会いたくて会いたくて仕方なかった。
あまりにも時間がないから、研究所と支社に発破を掛けた高見主任を恨んでしまいそうになるほど忙しい。こんなに忙しいと何が何だか分からなくなってしまう。
楽しかったデートから一週間、あっと言う間に過ぎていた。こんなに時間の流れが速いのは仕事が忙しすぎるせいだと分かっている。金曜日の夜。電話も出来ないほど私は忙しく、終電で部屋に帰るとそのままベッドに寝てしまっていた。
起きたのは携帯の震える音。
だるい身体を少し起こして携帯の画面を見ると小林さんの名前があった。