あなたと恋の始め方①
鏡の前に座って最後の化粧の見直しをしていると、自分の身体からとってもいい香りを感じた。
研究所の同僚の言っていた方法がこれでよかったのか分からないけど、言われたとおりに忠実に行ったと思う。恋愛慣れしてない私は同僚の格好の玩具になっていて、本当か嘘か分からないことでからかわれることもしばしばだけど、このシャワージェルは本当にいい香りがする。
鏡の前で何度もチェックしていると時間はもう一時間を過ぎていた。準備を終わらせた私がリビングに行き、テーブルの上に置いていた携帯を見ると、いつ来たのかメールがきていた。小林さんが私のマンションの下にでも来たのだろうと思ってみると、自分の顔がフッと緩むのを感じた
そのメールに小林さんの優しさを感じるのは私だけではないだろう。
『買いたい本があるから、美羽ちゃんのマンションの近くの本屋にいるよ。ゆっくり選びたいから、美羽ちゃんもゆっくり準備してね』
私を待つのではなくて、欲しい本があるから本屋で待つというのは優しさ以外の何物でもない。私が焦らないように、でも、自分が近くにいるということを教えてくれるメールは小林さんらしい。小林さんが待っているのは私の住むマンションから10分くらいの場所。私もよく会社帰りに寄ることも多い場所だった。
「さ、本当に急がないと」
小林さんに会いたい私は必死に最後の準備を終わらせると、マンションの近くの本屋に向かって走り出したのだった。
研究所の同僚の言っていた方法がこれでよかったのか分からないけど、言われたとおりに忠実に行ったと思う。恋愛慣れしてない私は同僚の格好の玩具になっていて、本当か嘘か分からないことでからかわれることもしばしばだけど、このシャワージェルは本当にいい香りがする。
鏡の前で何度もチェックしていると時間はもう一時間を過ぎていた。準備を終わらせた私がリビングに行き、テーブルの上に置いていた携帯を見ると、いつ来たのかメールがきていた。小林さんが私のマンションの下にでも来たのだろうと思ってみると、自分の顔がフッと緩むのを感じた
そのメールに小林さんの優しさを感じるのは私だけではないだろう。
『買いたい本があるから、美羽ちゃんのマンションの近くの本屋にいるよ。ゆっくり選びたいから、美羽ちゃんもゆっくり準備してね』
私を待つのではなくて、欲しい本があるから本屋で待つというのは優しさ以外の何物でもない。私が焦らないように、でも、自分が近くにいるということを教えてくれるメールは小林さんらしい。小林さんが待っているのは私の住むマンションから10分くらいの場所。私もよく会社帰りに寄ることも多い場所だった。
「さ、本当に急がないと」
小林さんに会いたい私は必死に最後の準備を終わらせると、マンションの近くの本屋に向かって走り出したのだった。