あなたと恋の始め方①
研究所の女の子の暴走トークを聞きながら、心の中で呟く私がいる。二人の人気は本社から離れた静岡の研究所でも知られていてそれにも驚く。確かに見目麗しいだけでなく仕事も格段に出来るのは尊敬に値するけど、容姿に関してはあんまり私には重要なことではなかった。それよりもこの二人の凄さは内面の輝きに他ならない。
仕事をしていく上でこんなにも自分に厳しい人がいるのだろうかと思うことは多かった。ことに高見主任は主任という立場で営業一課のリーダーなのだから、厳しいことを一課の人員に言う。でも、その人に求めた以上のことを数字として残すのだから、周りもついていく。
自分にも非常に厳しい人だった。でも、そこを尊敬していた。
ふと、営業一課での日々を思い出しいていると、ある女の子の声で現実に引き戻されたのだった。でも、その言葉に私は頷けなかった。
「坂上さん。高見主任と折戸さんと一緒に仕事をしていたんでしょ。羨ましすぎる。なんで、静岡研究所に来たの?勿体ないわよ」
仕事が出来る人と一緒に仕事をするというのが羨ましいと言うのなら分かる。でも、この女の子たちが言っているのは意味が違うと思った。研究所を出て仕事をするなら、また一緒に働きたいと思うけど、私の天職としての仕事は研究所での研究員だと思っている。そんな私が頷けるわけない。
「研究の仕事がしたかったので、静岡に来ましたけど?」
「でも、あの折戸さんの雰囲気からして、坂上さんのことを好きなんじゃないの?」
仕事をしていく上でこんなにも自分に厳しい人がいるのだろうかと思うことは多かった。ことに高見主任は主任という立場で営業一課のリーダーなのだから、厳しいことを一課の人員に言う。でも、その人に求めた以上のことを数字として残すのだから、周りもついていく。
自分にも非常に厳しい人だった。でも、そこを尊敬していた。
ふと、営業一課での日々を思い出しいていると、ある女の子の声で現実に引き戻されたのだった。でも、その言葉に私は頷けなかった。
「坂上さん。高見主任と折戸さんと一緒に仕事をしていたんでしょ。羨ましすぎる。なんで、静岡研究所に来たの?勿体ないわよ」
仕事が出来る人と一緒に仕事をするというのが羨ましいと言うのなら分かる。でも、この女の子たちが言っているのは意味が違うと思った。研究所を出て仕事をするなら、また一緒に働きたいと思うけど、私の天職としての仕事は研究所での研究員だと思っている。そんな私が頷けるわけない。
「研究の仕事がしたかったので、静岡に来ましたけど?」
「でも、あの折戸さんの雰囲気からして、坂上さんのことを好きなんじゃないの?」