I'm crazy about you.


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「部屋戻んなくていーの?」

おばさんが用意してくれた客間の布団に寝転んで、俺の前でさっきからブツブツ言ってる七海に問い掛ける。
俺の言葉が面白くなかったのか、七海は頬を膨らませたまま、俺を思い切り睨んできた。



「…言いたい事いっぱいあるし…私もここで寝る」
「ちょ……そりゃマズイだろ」
「なんで?」
「なんでって……」

布団の中に潜り込んできた七海は、ゴソゴソと寝心地のいい場所を見つけるように身を捩った。
俺の胸に擦り寄るようにして、七海が息を吐き出したのに気づく。



「こんなのおじさんに見つかったら、俺、殴られるかもな」
「大丈夫だよ。お父さん、京輔の事気に入ってるもん」
「…だといいけどな……七海…」
「ん?」
「…勝手に突っ走って悪かったな……さっきも言ったけど、落ち着いたら結婚しような」

俺がそう言って頭のてっぺんにキスをすると、七海は俺にぎゅっと抱きついてきた。


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