モバイバル・コード
適当に『その服装でいい』と言えば変化を求めない人なの?と言われ、違う方がいいと言えばどんな服装がいいかな?とショッピングに付き合わされる。
だけど、葵ならそのどちらでも受け入れてくれる気がした。
「どっちもかな?そういう服装も好きだし、葵ならなんでも似合いそうな気がするよ」
はにかんだ笑顔が眩しい。つい先日に通り過ぎたばかりの夏の太陽を思い出す。
「ありが……と」
──『ギュッ』
軽く腕組みをされて、オレと葵はさっきまで雷也が座っていたソファの下のカーペットに二人で並んで座っていた。
右腕に抱きつく葵の柔らかい感触と、リンスの匂いに酔いそうになる。
葵は俺の右腕に身体を寄せたまま、自分の右手で携帯を打ち出した。
【メッセージでは三人とも夜更かししてたから寝てないって言ってたけど……雷也さんと愛梨さんは今寝てるんだよね?龍一は眠たくないの?わたし何すればいいのかな。】
「オレは眠たくないんだ。特に何もしなくていいよ、会いたいから呼んだだけ。ただ腹減ったんだよなぁ。葵って料理とか出来るのか?ここ数日、旅行と題して遊んでばかりだから出来上がりが多くて。味噌汁とか作れたりする?」
だけど、葵ならそのどちらでも受け入れてくれる気がした。
「どっちもかな?そういう服装も好きだし、葵ならなんでも似合いそうな気がするよ」
はにかんだ笑顔が眩しい。つい先日に通り過ぎたばかりの夏の太陽を思い出す。
「ありが……と」
──『ギュッ』
軽く腕組みをされて、オレと葵はさっきまで雷也が座っていたソファの下のカーペットに二人で並んで座っていた。
右腕に抱きつく葵の柔らかい感触と、リンスの匂いに酔いそうになる。
葵は俺の右腕に身体を寄せたまま、自分の右手で携帯を打ち出した。
【メッセージでは三人とも夜更かししてたから寝てないって言ってたけど……雷也さんと愛梨さんは今寝てるんだよね?龍一は眠たくないの?わたし何すればいいのかな。】
「オレは眠たくないんだ。特に何もしなくていいよ、会いたいから呼んだだけ。ただ腹減ったんだよなぁ。葵って料理とか出来るのか?ここ数日、旅行と題して遊んでばかりだから出来上がりが多くて。味噌汁とか作れたりする?」