溺愛宣誓


「ママ~。一緒にお風呂入ってー。」


無事食事も終えて片付けも終わった頃。

日向君がパジャマを抱えて私の所へ来た。


「お化け怖いから一緒に入って~。」


お化けが怖いとか…可愛いなぁ、もう。


のほほんと顔を緩ませた時

がしっ、と日向君の頭に大きな掌が乗った。


「おい、クソガキ。ガキなら何でも許されると思うなよ。」

「痛いっ痛いっ!幼児虐待で訴えるよ!?」

「お、織田さん落ちついて…相手は子供なんですし…」


慌てて間に割って入った私に、織田さんが真剣な顔で言った。


「俺もお化け怖い。一緒に入って。」


!?


「ぅわ…イイ歳して見栄もプライドもねぇ…」


若干と言わずドン引きで突っ込む日向君に織田さんがふっと鼻で笑った。


「ガキが。まだ分かっちゃいねぇな。大人だからこそ意地でも譲れない時があるんだ。」


織田さん……きっとそれは今ではありません。


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