溺愛宣誓

喧嘩する程仲がイイ。

大三さんと言い合う織田さんは私と対峙している時とは違ってとても新鮮。

ジェントルメンな織田さんも勿論ステキだけど、ちょっと乱暴な言葉使いやガキ大将みたいな童心溢れるその怒った表情とか…ワイルドな織田さんに私の胸は性懲りもなくキュンと鳴る。

それに……


「わぁ、残業するような仕事もナイ、だなんて…やっぱり織田さんって凄い。お仕事早いんですね。」


感嘆と共に呟けば、ピタリと言い合いを止めた織田さんは私に向き直り


「色々スルーしてソコに食い付く君が好き。」


真顔でしみじみ言われた。

顔が一瞬にして赤くなってしまう。


「一応聞くけど、まだ帰らない?」

「えと…注文した物も揃ってないし、まだもう少しは…」

「じゃ、折角だから俺も混じっていいかな?あ。別に女友達との飲み会を邪魔しようなんて思ってナイよ?だけどカノを送っていきたいからね。なんせ俺のバンビが可愛過ぎて、何処で狼が狙ってるやも知れないから、一人で帰らせるのは心配なんだよ。」


「わぁ…最も狼っぽいのがなんか言ってる。」
ボソリと呟いた大三さんは織田さんに睨まれ、素知らぬ顔で視線を反らす。


「ええっと……いい、かな?」


私が一応保奈美ちゃんと大三さんに了承を貰い、織田さんもご一緒する事になった。



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