サザナミ少年少女探偵団Ⅰ
「話題を戻すけど」
カチャリと受け皿にティーカップを置いて、季希が口を開いた。
「白鷺小の近くの銀嶺学園に、その……なんか変わったこととか起きてなかったかなーと思って……」
「んー、そんなに大きいニュースとかは聞かないな……公立の白鷺小と私立の銀嶺学園じゃあんまり絡みもないし。」
「そうか、ならいいんだ。」
「……もしかして季希、節名(せつな)君のこと気にしてる?」
鼓がニヤニヤしながら季希の顔を覗きこんだ。
「ごっぶほぁっ!!」
盛大に紅茶を吹き出す季希。
さっき春亜に行儀悪いと言った人とは思えない吹き出し方だ。
「な、なんで節名の名前がでてくr@♪⊕%н♢✡Љ」
顔を赤くして慌てふためく季希。
その姿はやっぱりつい数分前まで部屋に篭ってた女の子と同じ人間だとは思えない。
「節名君って?」
「季希のお母さんの友達の息子さん!幼馴染同士で仲良しなんだよ~
そして、季希の未来の彼氏……もがっ」
「シャラップ、鼓姉!!!!!」
季希が鼓の口を慌てて塞いだ時。