桜色の恋 (龍と桜とロボットと。)
思わず俯く。


「…日和。」


優しい、飛鳥の声。


いつも落ち着いてて。
みんなをまとめていて。
情報系が得意で冷静に物事を分析してて。


あの時、
私に手を差し伸べてくれた声。


「………っ…うん……」



目を泳がせた後。


そんな返事と共にそっと頷いた。
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